【日商簿記1級】受けた結果と感想

雑記事

第161回 日商簿記1級の試験結果

皆さんこんにちは!

今回2022年6月12日に行われた日商簿記1級の結果と感想を伝えていこうと思います

因みに今回は2回目の挑戦でした

結果は、

見事に惨敗でした・・・

正直合格は期待していませんでしたが、

予想していた点数より悪かったので落ち込みました(T_T)

特に原価計算の分野は一桁の8点(10点以下は他の分野がどんなに良くても強制的に不合格となる、いわゆる‘‘足切り‘‘)という非常に厳しい結果でした

敗因と今後の課題

前回の159回に受けたときの点数は51点

つまり、今回の点数は前回より悪かったということになります。

これを踏まえた上で、次に繋げていくために今回の敗因を分析してみました

自分の実力に見合った時間配分が出来ていなかった

まず第一に、自分に合った時間配分の上で、試験に臨んでなかった点です。

簿記1級に挑む多くの受験生が陥るパターンとして、基礎的な論点よりも難しい論点により多くの時間をかけてしまい、取れる論点を取り逃してしまうというものがあります。

僕も頭では分かっていたものの、いざ本番の試験で難しい問題に直面した時、そこで多くの時間を使ってしまい、後から振り返れば無駄な時間を消費してしまったなと思いました。

結局取れた問題を落としてしまい、難しい問題も時間をかけた割には出来が良くなかったり、散々な結果となったのです。

以上のことから、簿記1級に合格するためには、

自分の実力を常日頃からから分析し、自分に見合った問題を見極めながら取捨選択していく能力を身につけていくことが大事だと実感しました。

これは、何も簿記1級や他の難関試験に限ったことではなく、

仕事や日常生活でも必要になる能力ですよね(^^)

基礎的な論点の内容をおざなりにしていた

簿記1級の勉強する範囲は2級、3級に比べて広く、且つ一つ一つの論点が深いため、曖昧に覚えていては到底太刀打ちできない内容となっています。

2級、3級までなら、曖昧に覚えた知識でも何とかなりますが、1級はそれを許しません。

現金預金の評価・換算金銭債権と貸倒引当金有価証券や商品等の期末評価有形固定資産の減価償却など様々な論点がありますが、

どの論点も1級においては、基本的な知識から、重箱の隅をつつくような深い内容まで把握しておかなければなりません。

そして試験に合格するために必要なことは、

基本的な内容をいかに理解しているか

これが最も重要なことです。

試験において、多くの受験生が出来る問題は難しい論点ではなく、基本的な内容の理解を問う問題だからです

逆にみんなができる基本的な内容の問題を落としてしまうと、合格から一気に遠のいてしまいます。

ここでも多くの受験生に陥りがちなところは、日々の勉強に於いて、基礎的な問題をおざなりにして、難しい問題ばかり解いてしまうという点にあります。

前回の試験もそうでしたが、今回の試験でも僕は、基本的な問題を多く落としてしまっています。

それは、努力不足というよりも、日ごろの勉強に対する姿勢にあるのだと思いました。

「もうこの論点は余裕だからしなくても大丈夫だろう」

「勉強したところをまた解いていくのは面倒くさい」

「難しい問題を解いた方が合格に近づくんじゃないか

こういった思いが合格から遠ざっている要因なのだと思い知らされました。

簿記1級に合格するには地道な努力が必要です。

難しい問題が沢山できることよりも、基本的なところをしっかり理解していくことの方が、何よりも大切であるということを学びました。

問題文を理解する読解力(国語力)が不足していた

簿記1級を解いていくにあたり、なんといっても読解力はとても必要だと感じました。

日商簿記1級の問題文の中には、

「えっ?これは何を言っているの?」

「この問題はどこの資料を用いればいいの?」

と思ってしまう程の、言葉足らずで、癖の多い文章が出てくることも珍しくないです。

試験が終わって再び読み直してみると以外と簡単だった文章でも、試験中では緊張や焦りでとても難解な文章に思ってしまうのです。

読解力が壊滅的な自分は、試験の問題文の意図を間違えて捉えてしまい、大きく失点してしまいました(T_T)

ここで学んだことは、計算力以上に鍛えるべきは読解力(国語力)であるということでした。

そのためには日頃から、簿記1級独特な言い回しや文章に慣れ親しんでおくことが大切です。

そして、読解力を鍛えるために、過去問題やテキストの文章などを訓読してみたり、実際に声に出して読んでみることも必要だと思いました。

また、簿記1級以外にも、様々な本を読んで作者の意図を探る習慣を身に付けていくことも、いい練習になるのではないかと思いました。

日商簿記1級の取得は独学では難しい

日商簿記1級に合格するためには、3級で学んだ商業簿記や2級で学ぶ工業簿記にくわえて、

会計学原価計算という分野も学んでいく必要があります。

更に、それぞれの分野は1級ならではの非常に高い知識や深い内容です。

そのため2級まで独学で取得できた人でも、1級になると独学で合格するには相当の努力とモチベーションが必要となります。

以上を踏まえて、1級の勉強は専門のスクールを利用することをお勧めします。

お金はそれなりにかかるとは思いますが、教えてくれる人は専門のプロです。

結果的に独学より効率よく勉強できて、合格するまでにかかる費用も安くなる場合があります。

独学では絶対に合格は不可能とは言いません。

しかし、効率の面で考えれば、明らかに合格専門のプロに教わる方がいいのは確かです。

お金は稼げば何とかなりますが、時間は決して戻ったりしません。

余程の自信がない限りは、資格専門のスクールを利用して効率よく合格を目指していくのが無難だと思います。

最近では、自宅のパソコンからネットを介して学ぶことができるWEB講座が人気です。

オンデマンドで視聴が出来るため、自分のライフスタイルに合った勉強ができ、受講費用も通学と比べて安いため、仕事をしながら資格を取りたい人におすすめです!

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簿記の魅力と未知への挑戦

僕が簿記と出合えたきっかけは、コロナで会社が定期的に休みになった時でした。

外出も極力避けるように言われていたので、特にすることがない自分は、漫画やアニメ、読書、筋トレ、YouTube動画を視聴するなどして過ごしていました。

そんな時に、ネットの記事で「老後二千万問題」「日本人の金融リテラシーが先進国に比べて低い」といったものに目が止まりました。

それからYouTube動画などで「お金」に関した内容を学ぶうちに

「金融リテラシーを高めるのに最も手っ取り早いのは簿記だ!」

そう思って早速簿記3級のテキストを本屋で購入して勉強に取り掛かったのが始まりです。

コロナの影響で簿記の試験が中止となった

僕が簿記3級の試験に向けて勉強を始めたのが2020年の3月、当時はまさにコロナが世界的に流行し始めていた時期です。

目標は2020年6月に開催予定であった試験に合格することでした。

その時は毎日30分から1時間くらい、テキストを見たり、問題集を解くなどして勉強していました。

簿記は癖のある学問で、最初は戸惑うところもありましたが、それ以上に簿記の魅力にはまった自分はどんどんテキストを進めていくことができ、何とか合格が可能なレベルまで持っていくことができたのです。

そして、6月の試験に申し込み、受験票も届いて

「よっしゃー!合格するぞー!」と意気込んでいた矢先・・・

「なんてこった・・・」

当時世界中で猛威をふるっていた新型コロナの影響で史上初の中止となってしまいました。

せっかく頑張って勉強したのに・・・

あの時はとても落胆したのを覚えています。

しかし、同時にある想いも芽生えたのです

「次の試験までに2級も頑張って勉強すればいけるのでは?」

すでに簿記の魅力にはまった自分は、早速2級のテキストを本屋で購入して勉強し始めました。

日商簿記検定2級の勉強も始める

2級の勉強に取り掛かった頃には、会社の方もコロナから回復しつつあり、2級の勉強は仕事と両立しながらすることになりました。

仕事は昼勤と夜勤があり、残業もあったので、2級との両立は大変でしたが、それ以上に簿記の勉強は面白く思えながら勉強できたので、なんとか継続していくことが出来ました。

それから数か月が過ぎ、2020年11月に第156回の日商簿記検定が無事開催されました。

僕は3級と2級を併願して試験に臨みました。

因みに簿記検定の合格点は3級、2級どちらも70点以上です。

結果は、3級が84点で合格!

2級が68点で不合格(T_T) でした。 

あの時は本当に悔しかったです。

でもそれ以上に、簿記の魅力にすっかりはまってしまい、

「次は必ず2級を合格するぞー!」

と前向きにまた勉強を継続していくことが出来ました。

そして次の157回の試験で2回目の2級に挑み、

結果、80点で無事合格することが出来ました!

合格通知を見たときは本当に清々しい気持ちになりました(^^)

簿記から学んだこと

僕が今まで簿記を勉強してきて学んだことは、簿記の知識を身に付けることができた以外にも、

  • 何事も継続することの大切さ
  • 新しいことに挑戦していくことの喜び
  • 物事を色んな角度で捉えていくことの重要性

こういったことを学べたと思います!

簿記に出合って、世の中には「お金」に関する様々な取引があることを知ることが出来て、本当に新鮮な気持ちで学んでいくことが出来ました!

これは、経理に携わっていない仕事の就いていたら尚更で、簿記を知って、自分の今までの物事の見方や捉え方が大きく変わったと思います

簿記の最高峰へ!

記事の冒頭で述べた通り、現在では日商簿記1級合格に向けて、日々勉強しています!

勉強する範囲や内容は3級、2級に比べて遥かに多く、大変であることは事実です。

ですが、勉強するのはとても楽しいです!

たとえ1級に合格したとしても、さらに上を目指すのかと言われれば、まだ分かりません。

しかし、さらに上を目指すにしても、或いは別の分野を勉強していくにせよ、

常に新しいことに挑戦していく気持ちと、何事にも継続していく努力は持ち続けていこうと思います!

人生は挑戦の連続です!

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