資産形成と資産運用
突然ですが、皆さんは「資産形成」と「資産運用」の違いについてご存知でしょうか?
どちらも同じ意味に思えますが、厳密には違いがあります。
資産形成とは、一般的に資産を一からつくり上げていくことをいいます。
資産運用とは、持っている資産を使って、効率的に資産を増やしていくことをいいます。
資産を増やしていく方法として、
- 銀行の普通預金や定期預金に貯めていく
- 会社の企業型年金や、個人年金保険で積み立てていく
- 株式や投資信託、国債などの債権を買う
- 不動産を購入する
このようなものがあげられます。
他にも、金や原油、トウモロコシなどの現物資産を持つことも、立派な資産運用といえます。
近年では、ビットコインといった暗号資産(仮想通貨)も資産運用として人気ですよね。(それが安全であるかどうかは置いといて)
とにかくここで分かることは、「資産形成」や「資産運用」を行っていくうえで、
方法や手段があまりにも多いということです。
当然そのなかには、安全に運用出来るものもあれば、運用を誤れば資産を増やすどころか、大きく損失を出してしまう危険なものもあります。
日本人の多くの方は、資産形成や資産運用といえば、資産の大半を銀行預金に預けるか、勧誘されて入った保険の個人年金で積み立てていく方法を選んでいるのが現状です。
確かに銀行に預ける方法や個人年金保険で積立て行く方法は、資産に対する損失のリスクを極力避けることのできる方法かもしれません。
しかし、銀行に預金する、個人年金保険を積み立てていく方法だけで資産を大きく増やしていくことは、一昔前ならまだしも、現代の日本社会では至難の業だともいえます。
だからといって、適当に株や投資信託を購入したり、仮想通貨や為替取引などで資産を増やしていくことは、健全で適切な方法であるとは言えません。
むしろせっかく苦労して貯めた資産を一瞬に失ってしまうリスクを孕んでいます。
昨今では、老後二千万円問題や少子高齢化社会問題、度重なる社会保険料等の増税など、国民に対する負担が増え、将来に対する不安を抱えている人が多いというのが現状です。
そして、そんな数々の問題を抱えていながらも、今まで「お金」に関する勉強をしてこなかったため、
どう対処していけばいいのかが分からないという方も多いと思います。
かく言う自分自身も正にその中の一人でした。
そんな中、これから紹介する本書は、「資産形成」や「資産運用」の役に立つだけでなく、
そもそも「お金」とはなんなのか?
「お金持ち」=「幸福」な人生なのか?
「お金」以上に大切なもの
と言ったお金の本質だけでなく、心の豊かさについても深く学べる本を紹介していきます。
これから紹介する本は、どれも
将来に対する漠然とした不安を抱えている方や、これから資産を大きく増やしていきたい方、お金の知識をあらためて学びたいという方におすすめの本です。
お金の大学 両@リベ大学長
まず皆さんにおすすめしたい本は『お金の大学』です。
この本では、資産形成や資産運用についての知識は勿論のこと、
貯める力
稼ぐ力
増やす力
守る力
使う力
と言った「お金」に関する様々な知識を網羅的に学ぶことができる素晴らしい本です。
資産を増やしていくために必要な知識を、わかりやすく、具体的に教えてくれています。
自分自身はこの本のお陰で、無いに等しかった金融リテラシーがググんと上がる事が出来ました。
上記に上げた5つの力はどれも大切で、本書を読めば、金融リテラシーは勿論のこと、「本当の心の豊かさ」についても学ぶ事が出来る本です
是非一度手に取って読んでみてください!
バビロン大富豪の教え ジョージ.S.クレイソン
「バビロン大富豪の教え」は、1926年に米国で出版され、当時の企業経営者や投資家などから絶賛され、100年近くたった現在においても世界中で愛読されている本です。
なぜ、100年近くも前に出版された本が、今でも人気を博しているのか?
それにはこの本の内容が、今も昔も、そしてこれからも変わることのない不変の真理が記されているところにあります。
この本の舞台は古代のバビロニア王国となっていて、そこに主人公の少年「バンシル」と、バビロニアの大富豪である「アルカド」が出会う所から物語は始まっていきます。
バンシルは武器商人の息子として、貧しいながらも一生懸命に働いていましたが、生活は一向に改善せず、到底埋まるこのない貧富の差を感じていました。
しかし、偶然バビロンの大富豪と称されるアルカドと出会うことによってバンシルの運命は大きく変わっていくことになるのです。
この本では、資産を増やしていくために必要な黄金に愛される七つの知恵が学べます。
- 収入の10分の1を貯金する
- 欲望に優先順位をつける
- 貯めたお金を働かせる(投資する)
- 危険や天敵からお金(資産)を死守する
- より良いところ(環境)に身を置く
- 今日(今この時)から未来の生活に備える
- 自分こそを最大の資本とする
これらの七つの知恵は、資産を増やしていくうえでの大原則といわれており、お金の本質的な部分を体系的に学んでいくことができます。
また、この七つの知恵は、世界中の多くの資産家が実際に取り入れている思想であるため、どんな考え方を持っている人がお金持ちになりやすいのかという所を学べる本でもあるのです。
資産を増やしていくことは簡単ではありません
しかし、正しい知識を少しずつでも身に着けて行動していけば、必ずや未来のあなたへとって、大きな資産を築いていくことが出来ると信じています。
是非一度手に取って読んでみてください。
あと、この本は漫画版もあります!
活字が苦手な方でも、漫画版の方で本書の内容は十分学べると思うので、よかったら読んでみてください。
金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ
本の名前は何処かで聞いたことはあるけど、肝心な内容はよく知らない
こういう方は多いんじゃないかと思います。
本作である「金持ち父さん貧乏父さん」は、投資家・起業家として有名なロバート・キヨサキ氏によって書かれたものです。
この本では、登場人物として「金持ち父さん」と「貧乏父さん」が出てきますが、本書を読み進めていくうちに、
「お金持ち」の人が持っている共通点と、
「貧乏な人」が持つ共通点を知ることができ、
どうすれば「お金持ち」の思考を身に付けていくことが出来るのかを学ぶことが出来ます。
本書の主な内容として、
- お金に働いてもらう
- 資産と負債の違いを見分ける
- 仕事とビジネスの違いを知る
- 学ぶために働く
これらのことが学べます。
特に資産と負債の違いを見分ける知識は、これから資産を増やしていきたい人にとって、とても重要な内容となっているのでお勧めです。
また、この本はビジネス書や自己啓発の本としも有名なため、この本を利用した怪しいネットワークビジネスや、悪徳な不動産投資などの勧誘が横行していることも事実です。
そのような「危険なもの」から自分自身の大切な資産を守る上でも、敢えて読んでみてほしい本です。
資産形成や資産運用を行っていくうえで紹介すべき本はまだまだ沢山ありますが、僕みたいにお金に関する知識があまりない方は、上に紹介した本で十分な基礎知識は身に付けられると思います。
あなたの資産を増やしていく、守っていけるのは他でもないあなた自身です。
今回紹介した本書が、少しでも読んでくれた皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。
一緒に少しずつでも、よりよい未来を築いて歩んでいきましょう!
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