‘‘多様性‘‘が一層進む現代社会において必要なものとは?
皆さんは‘‘多様性‘‘ときいてどんなキーワードが思い浮かぶでしょうか?
- 民族
- 宗教
- 性別
- 趣味・思考
ほかにも色々とありますが、昔と比べて、現代の社会は一人一人の個性を尊重し、違いを認め合うという論調が主流となっています。
しかし、この‘‘多様性‘‘が人々の幸福に繋がっているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れないのが現状だと思います。
なぜならこの‘‘多様性‘‘は一人一人の個性に‘‘自由‘‘が与えられると同時に「選択」するという‘‘自己責任‘‘も伴うからです。
この世にいろんな‘‘多様性‘‘があればあるほど あなたに「選択」を迫る機会は多くなるでしょう。
そして、多くの人は、その「選択」の途中で道に迷い、自分自身の求めていた幸福から離れてしまう
もしくは多すぎる「選択」に疲れてしまい、自分の本来望んでいた未来を見失ってしまう
そんな‘‘多様性‘‘溢れる現代社会に於いて、如何に自分が必要とする「選択」を決定していき、
幸福な未来を築いていくことが出来るのか?
今回はそのような悩みを少しでも解決することが出来る本を紹介していきます。
直感と論理をつなぐ思考法 佐宗 邦威
「他人モード」にハイジャックされた脳から「自分モード」を取り返す
私たちは日々の生活を送る上で、どれ位自分の意志を反映させて暮らしているのか?
ほとんど全ての決断を、自分ではない「他の誰か」に委ねてしまっていないか?
この本の最初で作者は、
私たちは「自分モード」のスイッチを切ったまま日常を過ごしているために、本来自分自身で決めるべき決断を他人に委ねてしまっている
そして、常に決断を他人に任せる「他人モード」となっているが故に、本来自分だけが持つ創造性や新しい何かに取り組む情熱が失われてしまっている
と述べています。
故に多様化が進んでいる現代社会に於いても、
「自分が本当にやりたいこと、情熱を持って取り組めるものが分からない」
こう思いながら生活している方は、少なくないはずです。
だからといって、自分の妄想や感情の思うがままに突っ走ればいいというわけでもありません。
自分が実現したい夢や理想、本書でいうビジョン思考を実現させるためには、必ず目的やプロセスを明確にし、論理的に説明できるものでなければ他の人の感情を動かすことが出来ないからです。
本書では、一人一人が持ち合わせている‘‘妄想‘‘や‘‘直感‘‘を実現していくために必要なプロセスを以下の4つの部屋に分類して説明がされています。
- 「妄想の部屋」
- 「知覚の部屋」
- 「組替の部屋」
- 「表現の部屋」
これらは、「他人モード」から「自分モード」の思考を取り戻すうえで大切な要素となっています。
多様化が進んでいる社会だからこそ、一度立ち止まって、自分自身が本当にやりたいことは何なのか?
深く考えてみるのにうってつけの本です。
是非自分自身と向き合う上に於いても参考にしてみてはどうでしょうか?
メモの魔力 前田 雄二
メモはあなたの「人生のコンパス」をつくる
タイトルを見て、
「そんなの自分だって既に会社や学校でやっている」
そう思った方も多いと思います(僕もその一人です笑)。
しかし、本書の作者によれば、メモは仕事や勉強を覚えるための「記憶媒体」という役割だけを果たすのではなく、自己分析や様々な事柄についての思考を深めていくために必要なツールであると述べられています。
「汝自身を知れ」は古代ギリシアの哲学者ソクラテスが放った言葉として有名ですが、自己分析や、自分の思考を習慣的にメモしていくことは、「自分の人生のコンパスを作る」ことなのでしょう。
本書では、ただ闇雲にメモを書くのではなく、自分にとって最適化されたメモを取っていくことが望ましいと述べています。
メモを単なる「記録」としてではなく、「知的生産」として書いていくために、必要なノウハウが、本書には込められています。
具体的には、メモ帳を左から、
ファクト(事実)→ 抽象化(類似する事例)→ 転用(アイデアの具現化)
といった具合に書いていくのですが、もっと詳細なことが知りたい方は、是非本書を手に取って読んでみてください!
メモで「日常」をアイデアに変え、
メモで自身の思考を深め、
メモで「自分」を知り、
メモで夢を叶えていく
「メモ魔」と称される作者の前田さんによる、メモに対する熱い想いの籠った作品です。
あなたも「メモ魔」の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか
今回紹介させて頂いた本はどれも‘‘多様性‘‘があふれる現代社会においても、きっとあなたの人生を明るく照らしてくれると思います。
僕自身もこの記事を書いていく中で、「自分の目指す人生のゴールとは何か?」
そういった大切なはずなのに、日常の中で埋もれてしまっていたものを思い出させてくれた貴重な時間となることができました。
まだあなたの人生の航海は始まったばかりです。
この記事を読んでくださった方が、少しでも自分の描く未来へ前進できることを願っています(^^)
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